占いというとどのようなイメージがあるでしょうか。
占星術や易学・タロットカードなどが有名ですが、大きく分けるとその分野は3つに分けることができます。
そこでここでは、その3つとそれぞれに該当する占術についてご紹介していきます。
これから鑑定依頼を希望している方は、これを参考にして選んでみるのもオススメです。
生年月日から読み解く命術
生年月日や出生地などから読み解くのが命術です。
これは、いわゆる宿命のようなもので、生まれてから生涯を終えるまで変化のないものとされています。
普遍的な部分を鑑定する方法ともいえます。
生まれ持った性格や資質を知りたいという際や、全体の運気を知りたい際にもオススメです。
以下、代表的な占術をご紹介します。
占星術
西洋占星術やインド占星術などがあります。
星の配置を盤を使って読み解き、その人の性質や流れを見ることができます。
生年月日や出生地、分かれば出生時間など詳細なデータが必要とされる占術です。
四柱推命
統計学として中国で発展してきた占術。
日本でも有名な方法の1つです。
多くの流派が存在していますが、いずれも「陰陽五行説」がべーすとなっています。
1000年以上という長い時間の中での統計の結果ともいえますので、鑑定の精度が高く、的中率抜群とされているのです。
算命学
四柱推命と似ているのがこの算命学です。
陰陽五行や干支暦をベースにした占術です。
宿命を表す星を、人間の身体の各部位に当てはめて読み解くのが特徴的です。
別名「秘蔵の帝王学」などと呼ばれることもあります。
気学
別名「九星気学」ともよばれています。
9つの星から本命性を読み解き運勢や性質を鑑定していきます。
生まれ持った性質も分かるのですが、どちらかといえばその年のバイオリズムや良い方角を鑑定する際に用いることが多いものでもあります。
マヤ暦
生年月日から「紋章」と呼ばれる性質と、「音」と呼ばれる能力を鑑定する占術です。
紋章は色分けされていて、動物や植物に当てはめていくので、相談者もイメージがしやすいものともいえます。
第三者と相談者との関係性を知ることができるのです。
数秘術
1~9までの数字を生年月日や名前を数字に置き換えます。
この数字から、性質や運気の流れを鑑定する占術です。
人生の大きな流れや注意点、適職や生まれ持った性格などを知るのに適しているのが命術ともいえます。
逆に、現在の状況などの鑑定にはあまり向いていないともされているのです。
偶然性の占術であるト術
さいころやカード類を使った「偶然性」を利用してその鑑定結果を導き出す占術です。
短期間に起こった物事を鑑定するのに適しているとされています。
以下、代表的な占術についてご紹介します。
易
街角で鑑定をしているイメージが強い易。
中国発祥の占術でもあります。
「八卦」と呼ばれるものを組み合わせた、六十四卦で鑑定します。
出た卦によって、良し悪しを見ることができるのです。
基地協を明確に示し、そこから方向性を導き出すという特徴がある占術。
「当たるも八卦当たらぬも八卦」という言葉もここからきています。
タロットカード
一時期、ブームとなり書店などでも販売されていたタロットカード。
78枚のvカードを使用して完成します。
それぞれのカードには意味があり、けっででたカードが相談者にどのような意味があるかを読み解きリーディングを行います。
先生のリーディング力によって、的中率が左右されやすい占術です。
ルノルマンカード
あまり馴染みがないかもしれませんが、タロットカードと似たようなものと考えると分かりやすいでしょう。
よりシンプルで、各カードにはシンボルが1つ書かれています。
全36舞のカードを使用しリーディングを行い鑑定とアドバイスを行う占術です。
意味が分かりやすいという魅力がある占術でもありますので、実践的に取り入れることがしやすい方法ともいわれています。
相手の気持ちを読み取りたかったり、行動の吉凶・現在の状態を知りたいなどという際に適しているのが卜術です。
逆に、バイオリズムや運勢の傾向や資質を鑑定するのには適していないとされています。
イエス・ノーがはっきりと分かる鑑定方法でもありますので、「明確な答えが欲しい」方にはピッタリです。
形から読み解く鑑定の相術
「相」という言葉からも分かるように、手相や家相などといった目に見える形から鑑定をする占術です。
形が変化すれば当然ながら、その結果も変化します。
良い運気をもたらすために「自ら形を変える」ということができるのも特徴的です。
以下、そんな相術の代表的な占術をご紹介します。
手相
掌の線から読み解く占術です。
また、色やほくろなどからでも読み解くことができます。
馴染み深い占術の1つかもしれません。
流派や人によって読み解き方がさまざまなのも特徴の1つ。
例えば、一時的な形の変化(傷など)から読み解くこともあります。
家相
家の間取りや方角から吉凶を鑑定する占術です。
人々から暮らす家が与える影響を大きく、運勢が変わる可能性があるとされています。
ですので、家を建てる時や引っ越しをする際など家相を確認する方も多くいるのです。
顔相
ほくろの位置や顔のパーツそれぞれから鑑定を行う方法です。
一時期、メディアなどでも取り上げられて人気となった占術でもあります。
メイクや意識をすることで顔相は変えられるともされていて、運気が悪いと判断されれば「より良い運気へ導く方法」をアドバイスしてくれます。
生まれ持った性質や気質。
健康状態から開運のために出来る行動など、比較的幅広い鑑定を得意としているのが相術です。
逆に、第三者の気持ちを知りたい、行動の吉凶やバイオリズムを鑑定して欲しい場合には向いていないともされています。
知りたい内容から占術を選ぶ
このように大きく3つに分かれていることを知ると、相談したい内容から適切な占術を選ぶことができます。
「自分が鑑定して欲しいことは何か」をまずは明確化させてみてください。
そのうえで、相談内容にそった先生を選んでみてください。
例えば、命術の中でも「占星術を用いてほしい」という場合には、先生に申し出ても構いません。
ただし、相談内容によってはそのほかの占術と組み合わせることもあります。
自ら各占術に興味がある方へ
鑑定依頼はもちろんですが、自らの知識を増やしたいと思ったり、占術そのものに興味を示すことがあるかもしれません。
この場合には、書店にて本が販売されていますので学んでみるのも良いでしょう。
また、インターネットでもこれらに関する詳細な記事を読むことはできます。
ただし、自ら知識を付けたからすぐに鑑定ができるというわけではありません。
ある程度の経験と知識そして能力も大切になってきます。
ですから、個人で学び鑑定してみたい場合には「お遊び感覚」から取り入れてみるのがオススメです。
本格的に学びたいようであれば、スクールも用意されている場合があります。
授業料などはかかりますが、プロの先生から直接指導を受けることができるのが魅力。
将来的に先生の立場に立ちたいという方は、通ってみる価値はじゅうぶんにあります。
各スクールについては、それぞれのサイトや資料を取り寄せてみてください。